ガルガンチュア音楽祭公募企画に「美音」 5月に県立音楽堂
<strong> ブレーメンの音楽隊、観客を童話の世界へ</strong> 来春の大型連休を中心に開催される「ガルガンチュア音楽祭」(北國新聞社特別協力)の公募企画に、声楽と器楽アンサンブルユニット「美音―Mion―」による「クラシックdeブレーメンの音楽隊」が決まった。童話の朗読と演奏をはじめ、メンバーが劇中に登場するロバ、犬、猫、ニワトリ、泥棒になりきって観客を物語の世界へ誘う。 公演は子どものクラシック音楽デビューや、初心者が関心を持つ第一歩として届ける。「美音」は2023年に結成。メンバーは富山出身のソプラノ谷口琴音さん、テノール近藤洋平さん、バイオリン西森久美子さん、ピアノ星野いずみさん、福井出身のフルート杉原夏海さんで構成する。 公募は企画力のある地元人材を発掘・育成するとともに、来場者に創造性あふれる公演を提供しようと初めて実施された。来年の音楽祭のテーマである「世界をつなぐハーモニー」に沿った多彩な内容の15件が寄せられ、音楽祭実行委員会内の審査を経て決まった。 音楽祭は4月27日から5月5日まで、北陸三県で開催される。美音の公演は5月5日、金沢市の石川県立音楽堂交流ホールで上演される(変更の可能性あり)。