「ネトフリさん本気っすね」 実写化されたら「グロさ」に気付いたジャンプマンガ
もともと大人向けだった少年マンガ
●『シティーハンター』 映画『シティーハンター』は北条司先生の同名コミックを原作とした作品で、2024年にNetflixで公開されました。裏社会ナンバーワンのスイーパー(始末屋)である主人公「冴羽リョウ」を、人気俳優の鈴木亮平さんが演じています。 1980年代「週刊少年ジャンプ」黄金期の連載マンガのなかでも大人向けな作品として知られる本作は、実写版でもその世界観を崩すことなく、ギャグを織り交ぜつつシリアスなストーリーが展開されています。 作中では、人間を凶暴化させる麻薬「エンジェルダスト」を巡って、リョウが犯罪組織「ユニオン・テオーペ」と激しい戦いを繰り広げる姿を描いており、彼らの極悪非道で残酷なシーンが盛り込まれています。 たとえば、任務に失敗した工作員の頭を爆発させたり、人間の首を容赦なく切りつけたりなど、思わず目を背けてしまうシーンが続き、映画で初めて『シティーハンター』に触れた人からは「本当に少年マンガが原作なのか?」と驚く声もあがるほどです。また、序盤で戦闘中のリョウが新宿の「夜のお店」の現場に、乱入してしまう場面もありました。 「適度なグロさが作品を安っぽくせず、シリアスなシーンをより引き締めていてよかった」「思った以上にバイオレンス描写が多いけど、リョウの強さとコメディ要素が目立って違和感なく観れる」「グロとギャグのバランスいい」などといった感想が目立ち、総じて好評の多い結果となりました。 ※「冴羽リョウ」の「リョウ」は、「けものへん」に「うかんむりなしの寮」が正しい表記
LUIS FIELD