<歴史に挑戦・24センバツ明豊>登録メンバー20人の横顔紹介/2 /大分
◇打率5割の好打者 芦内澄空三塁手(2年) 昨秋の公式戦9試合で打率5割を記録。打撃が売りのチームの中でも頭一つ抜けた存在だ。川崎絢平監督も「素材はチーム屈指」と高く評価する。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 指導者に積極的に助言を求め、仲間にも技術的な声掛けをするなど、高い意識を持って冬の練習に臨んできた。打順はこれまで6番だったが、今月解禁された練習試合では主軸を任されるなど、チームの期待は大きい。 センバツでは「全試合でお立ち台に立つ活躍がしたい」。 ◇安定感ある守備力 江藤柊陽遊撃手(2年) 別府市出身。小学生時代から明豊の練習や公式戦を見て、全国レベルのプレーに憧れた。高校進学を見据え、明豊中軟式野球部に入部し、3年生の時には二塁手として全国大会も経験した。 昨秋の公式戦は遊撃手として出場。同じ遊撃手だった川崎監督が「安定感はピカイチ」と評価する守備力でチームに貢献した。 祖父は1972年、津久見が夏の甲子園を制した際のメンバー。「優勝して良い報告がしたい」と意気込む。 ◇俊足で好機広げる 高木真心左翼手(2年) 1年時からレギュラーで、今回が春夏合わせ3度目の甲子園。「前は緊張して先輩に励ましてもらったが、だんだん楽しめるようになった」と話す。 昨夏まで1番だったが、現チームでは「相手の守備体系や状況に応じた打撃が必要」(川崎監督)との役割を担う2番になった。器用なバットコントロールで出塁し、50メートル5秒9の俊足を生かした走塁で好機を広げる。 「1、2年の時以上に注目されたい」と活躍を誓う。 ◇打撃も走塁も成長 木村留偉中堅手(2年) 現チームの発足時はレギュラーではなかったが、地道な自主練習で打撃を磨き、昨秋の九州地区大会県予選から1番・中堅手で出場。地区大会では、打率、出塁率とも4割超と結果を残し、チームの特長である「高い機動力」にも貢献した。 低反発バットの導入を見据え、50メートル5秒9の俊足を生かした走塁を磨いた。スタートの切り方や走るコースなどを確認し、次の塁を狙う意識が高まった。「秋より成長した走塁を見てほしい」