ボクシングの元ヘビー級王者マイク・タイソン（右）は、１５日に行われた試合でユーチューバー兼プロボクサーのジェーク・ポールに敗れたことを受け、「後悔はない」と語った。米テキサス州アーリントンで１５日撮影（２０２４年　ロイター/USA TODAY Sports）

［１７日　ロイター］ - ボクシングの元ヘビー級王者マイク・タイソン（５８）は、１５日に行われた試合でユーチューバー兼プロボクサーのジェーク・ポール（いずれも米国）に敗れたことを受け「後悔はない」と語った。 タイソンはテキサス州アーリントンのＡＴ＆Ｔスタジアムで行われた注目の一戦で０─３の判定負け。年齢を感じさせる戦いぶりで、若い対戦相手に効果的な攻撃を仕掛けられなかった。 この試合は当初７月に予定されていたが、タイソンが潰瘍を再発させたことで延期された。タイソンはＸへの投稿で「６月に死にかけた。８回の輸血を受けた。病院で血の半分と体重２５ポンド（約１１キロ）を失った。試合に向けて健康を取り戻すために戦わなければいけなかったし、それに打ち勝った」と振り返った。 また、「負けたが勝ったような状況だ。昨夜については感謝している。最後にもう一度リングに上がったことに後悔はない」とコメント。「スタジアムで満員の観衆が見守る中、自分よりも半分の年齢の才能あるファイターと８ラウンド戦い抜く姿を子どもたちに見せるのは、誰もが望める経験ではない。ありがとう」と心境を述べた。 この試合は米動画配信サービス大手ネットフリックスで配信されたが、ライブ中にトラブルが発生。障害は米国で約６時間続き、１６日にストリーミングサービスが復旧した。