H3ロケット4号機 打ち上げ日を10月26日に変更 種子島宇宙 センター H2A再延期で見直し
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから予定している新型基幹ロケット「H3」4号機の打ち上げ日を10月20日から同月26日に変更すると発表した。同センターからのH2Aロケット49号機の打ち上げが当初の予定より遅れて9月26日になったためで、射場やロケット整備のために日程を見直した。 【写真】〈関連〉「だいち4号」を載せ上昇するH3ロケット3号機=7月1日午後0時7分、南種子町の種子島宇宙センター
打ち上げ予定時間は午後3時44分~同5時30分。予備期間は11月30日まで。4号機は、艦艇や航空機の衛星通信に使われる防衛省のXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」を搭載する。 H2A49号機は9月11日に打ち上げられる予定だったが、気象条件が適さずに2度延期した。
南日本新聞 | 鹿児島
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