焼死体で発見のベトナム人男性殺害に関与か 強盗容疑で5人逮捕
2月にベトナム国籍の男性、ブィ・クォン・トゥンさん(29)の千葉県八千代市の自宅に侵入し、金品を奪ったとして、県警は14日、ベトナム国籍の20~30代男性5人を強盗容疑で逮捕したと発表した。大多喜町の林道で焼けた乗用車の中から死亡したブィさんが発見されており、この5人が関与した可能性があるとみて調べている。 逮捕容疑は住所不定の無職、トゥ・ミン・ハイ容疑者(23)ら5人が2月5日の夜~6日未明ごろ、ブィさんと当時交際していた女性が暮らしていた住宅に押し入り、ブィさんの顔を殴るなどして携帯電話や指輪(時価計37万5000円相当)を奪ったとしている。県警は5人を13日に逮捕した。認否を明らかにしていない。 県警や捜査関係者によると、ブィさんの住宅に押し入った男性らは「金を返して」と言いながら暴行を加え、車で連れ去ったという。 ブィさんは同7日午前、大多喜町で焼死体の状態で発見された。司法解剖の結果、多数の骨折があり、殺害された後に焼かれた可能性があることが明らかになった。県警はブィさんと5人の間に金銭トラブルがあったとみて調べている。【林帆南】