「バルサにとって頭痛の種だった」古巣撃破の久保建英に賛辞止まず!現地メディアも貢献度を激賞「素晴らしい働き」
古巣を相手に躍動し、チームに白星をもたらした。 レアル・ソシエダの久保建英が現地時間11月10日(日本時間11日)に行われたラ・リーガ第13節、ホームでのバルセロナ戦にフル出場を果し、1-0の勝利に貢献した。久保はこの試合で攻守にわたり、ハイパフォーマンスを披露し、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。 【動画】古巣のバルサを相手にキレキレのドリブルを披露!攻撃陣を牽引した久保建英のプレーをチェック 前半から久保のドリブルが鋭いキレをみせた。30分、右サイドでボールを持つとそのまま縦への突破を試み、敵陣深くまで侵入すると、味方とのパス交換から再び久保がボールを保持。そこからディフェンスに囲まれながらもゴール前に迫り、左足でのシュートを放った。キーパーに止められたものの、ゴールへの強い意欲が示されたプレーだった。 レアル・ソシエダはその3分後、シェラルド・ベッカーのゴールで先制。リードを奪った後も、45分には久保のパスを起点に決定機が生まれるなど、勢いを増し相手ゴールに迫り続けた。後半に入っても久保の動きは衰えをみせず、前線での精力的なチェイシングに、バルセロナのディフェンスラインが戸惑うシーンもみられた。 1-0のまま試合は終了し、リーグ首位のバルセロナから勝ち点3奪取に成功したレアル・ソシエダ。その中でも背番号14のプレーには、各国メディアから高い評価が送られている。 スペインのスポーツサイト『ELDES MARQUE』では、久保に対し「試合中、彼はバルセロナのディフェンスにとって頭痛の種だった」と攻撃面の動きを称賛。 同じく、国内メディア『MUNDO DEPORTIVO』は試合全体の動きを振り返り、「ゲームの流れを見極め、チームに最大の利益をもたらすプレーを選び抜いた。素晴らしい働きぶり」と評している。 さらに、イングランドの『GIVE ME SPORT』では久保の守備面のプレーにもフォーカス。「全体を通して素晴らしく、守備でも貢献した」と指摘しながら、「ラ・マシア(バルセロナ下部組織)出身の元ユース選手である彼は、ソシエダで真価を発揮しており、その才能を再び垣間見せた。試合が進むにつれて徐々に存在感を増し、より影響力を持つようになった」と綴っている。 開幕から好調のバルセロナを向こうに回し、久保が強烈なインパクトを残したゲームだった。そして今回の勝利は、さらなる浮上を目ざすレアル・ソシエダにとって大きなきっかけとなることも間違いないだろう。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]