「娘の1個上」43歳・ソフトバンク和田毅が19歳ルーキーとバッテリー「息子と思って投げた」
◆交流戦・ソフトバンク3軍2―2四国アイランドリーグplus徳島(12日、タマスタ筑後)=6回制 ソフトバンクのドラフト7位ルーキー、藤田悠太郎捕手(19)=福岡大大濠高=が、約1カ月半ぶりに実戦登板した和田毅投手(43)をリードした。 ■「めちゃめちゃきれいな球」和田毅とバッテリーを組んだ19歳捕手【写真】 「(小学生の頃から)ホークスの左投手と言えば、和田さんというのが頭にあった。受けることができてすごくうれしかった」と喜んだ。 和田の球を受けたのは初めてで緊張したという。試合中にサインに首を振られることがあった。「首を振って投げる球が、自分が意図していない球で、どういう球が来るんだろうと思ったら、空振りをしっかり取っていた。勉強になった」とうなずく。 藤田悠にとって和田はテレビで見るプロ野球選手だった。「めちゃめちゃきれいな球で垂れていない。打者が振り遅れている。あれだけ伸びれば、140キロ台のスピードでなぜ三振を取れるのか分かった気がする」とうなった。 和田は試合後「学年でいうと娘の1個上なんで、息子だと思って投げた」と明かし「どっしりとしていて。とても19歳と思えない雰囲気があった。しっかりとリードしてくれた」と語った。 藤田悠は「(今日は)和田さんの力で抑えられたのがほぼ(全て)だと思う。(他の投手でも)力や配球、リードで和田さんの時ようにできるかが、これからの課題。これから頑張っていきたい」。貴重な経験を、今後に生かす。(浜口妙華) 【#OTTOホークスファーム情報】
西日本新聞社