ポステコグルーとの出会いがヴェルナーを復活に導く!?
エリック・ダイアーがバイエルン・ミュンヘンに新天地を求めた。イバン・プリシッチは古巣ハイデュク・スプリト復帰を切望し、ウーゴ・ロリスはリサンゼルスFCに移籍した。トッテナムは転換期を迎えたのかもしれない。
彼らに代わる新戦力のひとりが、ジェノアからやって来たラドゥ・ドラグシンである。多くのビッグクラブもモニタリングしていた21歳のルーマニア代表DFで、右サイドとセンターをこなす汎用性、190cmの長身を利した空中戦は、トッテナムに多くのプラスをもたらす可能性は大きい。
また、クリスティアン・ロメロとミッキー・ファン・デ・フェンがハムストリングに不安を抱えるCBのローテーションを図る意味でも、ドラグシンにかかる期待は大きくなる。
「契約締結に至るまで、ダニエル・レヴィ会長とディレクターのヨハン・ランゲは、連日のように深夜でも力を尽くしてくれた。ただただ感謝したい」
ドラグシンのエージェントを務めるフロリン・マネアが語ったように、トッテナムは是が非でも新進気鋭のDFを獲得したかったのだろう。
なお、デスティニー・ウドジェはウディネーゼ、グリエルモ・ヴィカーリオはエンポリと、今シーズンはセリエAからトッテナムに新天地を求めた選手が大成功している。ドラグシンもふたりに続けるか!?
さて、ライプツィヒから6か月のローンでティモ・ヴェルナーが加入した。
ソン・フンミン 20試合・12得点・5アシスト リシャーリソン 17試合・6得点・3アシスト デヤン・クルゼフスキ 19試合・5得点・2アシスト ブレナン・ジョンソン 17試合・1ゴール・4アシスト ティモ・ヴェルナー 8試合・2ゴール・ー
今シーズンのデータ(国内リーグ)である。足首の負傷で出遅れたこともあり、アジアカップ参戦で一か月ほどクラブを留守にするソンだけではなく、リシャーリソンとクルゼフスキにも見劣りする。ジョンソンのようなスピードもない。チェルシー所属時の二年間も50試合・10得点・9アシスト。ヴェルナーの獲得には大きな疑問符がついているようだ。