ついに軍の”特殊器材”も出動へ 米ロサンゼルスで「史上最悪の山火事」 10万人超に避難指示も
輸送機に消火用器材を搭載して対応
アメリカ西部に位置するカリフォルニア州のロサンゼルスで2025年1月7日、大規模な山火事が発生しました。乾燥した空気と強風のため、火災規模は日増しに拡大しており、カリフォルニア州知事は緊急事態を宣言、すでに10万人を超える住民に避難指示などが出されています。 【じつは自衛隊にもあります!】山火事対処用の陸上自衛隊装備(画像) この事態を受け、アメリカ国防総省のシン報道官は1月8日の会見で、連邦政府はカリフォルニア州兵と緊密に連携しているとしたうえで、同州兵が「航空機搭載型の消火システム」を投入していると明らかにしました。 これは、「移動式航空消火システム(MAFFS)」と呼ばれるもので、C-130輸送機の貨物室に搭載され、上空から放水を行うことができます。シン報道官によると、ネヴァダ州兵も同システムの派遣を準備中とのことです。また、ほかにも給水バケットを搭載した海軍のヘリコプター10機が、すでに活動を開始しています。
乗りものニュース編集部