【バレー】バレーボール男子、日本と同じC組、アメリカがアルゼンチンを圧倒する パリ五輪
パリ五輪バレーボール競技男子、日本と同じC組のアメリカ対アルゼンチンは、アメリカが3-0(25-20、25-19、25-16)とアルゼンチンを完封した。
スパイクにサーブにOHラッセルが活躍
第1セット、序盤は競い合うも、アメリカのOHデファルコのスパイクやMBアベリルのブロックなどで徐々に点差が開き始める。OHラッセルがスパイクを決め、1セット先取する。第2セットは、わずかながらアルゼンチンリードで進んでいくも、10点を超えたところでアメリカのラッセルが3連続エースを決め、アメリカに流れが変わる。逆にアルゼンチンはサーブのミスが続く。最後はデファルコのサービスエース。第3セット、アルゼンチンはトスが合わない、ブロックの的が絞れないなど苦戦する。MBロセルがクイックで反撃するも、後が続かない。アメリカのデファルコのエース、アベリルのクイック、ホルトのブロックなどで、アルゼンチンは防戦一方になる。マッチポイントはこの日堅実な働きでベテランの味を見せたラッセルのスパイクが決まり、あっけなく3-0でアメリカが勝利した。 サーブがアメリカの8本に対し、アルゼンチンは0。チーム最多得点はアメリカのラッセルの16得点に対し、アルゼンチンはロセルが8得点と、二桁に乗せることもできず完敗した。アルゼンチンはリベロのダナーニが10日ほど前に捻挫をしたが、この日はフル出場。動きにぎこちなさはなかったようだが、アメリカのサーブを防ぐことはできなかった。前日の開会式で旗手を務めたセッターのデ・セッコも疲れがあったのか精彩を欠いた。 日本は次戦がアルゼンチンだ。ネーションズリーグでは、レシーブもブロックもいい所がでていたアルゼンチン。ブロックが機能し始めれば、後衛の守備も容易にしてしまうので、日本はブロックの的を絞らせないように幅のある振りやパイプを使った中央後方にも球を散らしたい。セッター関田のトス回しに期待したい。
試合後のコメント(FIVBのインタビューより)
アルゼンチンOPリマ:厳しい試合でしたが、アメリカはとてもいいプレーだったと思います。彼らのサーブが良かったし、それに加えブロックと守備で彼らは私たちがやりたいようにさせてくれませんでした。3セットとも出だしは良かったのですが、最後までリズムを保てませんでした。まだ2試合あるので、準々決勝へ行くチャンスはあります。日本戦、ドイツ戦とベストを尽くします。最終日まで何もまだ決まっていません。次のバトルに向けて、しっかり準備したいです。