ASKA「90年代の頃の賑やかなステージを…」9月からスタートする“全国ツアー”への熱い思いを語る
住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜9:00~11:00)。「Blue Ocean Professional」のコーナーでは“プロフェッショナルの素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な方々をゲストに迎えて、お話を伺います。今回のゲストはミュージシャンのASKAさん。ここでは、9月21日(土)からスタートする全国ツアー「ASKA CONCERT TOUR 2024≫2025 -Who is ASKA !?-」について語りました。
◆ロングツアーはASKA自身のリクエスト
住吉:ASKAさんのソロデビューの日である9月21日(土)から、全国ツアー「ASKA CONCERT TOUR 2024≫2025 -Who is ASKA !?-」が始まります。全国27ヵ所31公演の国内ツアーで、ファイナル公演は2025年2月に日本武道館で予定されております。長期間かつ本数も多いツアーですね? ASKA:僕が「ロングツアーをやりたい」って言ったんです。最近のツアーはコンパクトになってきているけど、僕ら世代は“ツアーなら、せめて半年はないと”という感覚なんですよ(笑)。だから“もっと歌いたい!”ということで増やしてもらいました。 住吉:北は北海道から南は沖縄まで、くまなく周りますね。 ASKA:本当は、こういう期間のツアーってもっと本数があってもいいんですよ。 住吉:ええ~! すごい! ASKA:だけど、今ってお客さんの動態として土日以外はライブに来てくれない状態なんです。なので、ほぼ土日をメインに組んでいますけども、やるほうとしては(ライブの)間隔が空くと元に戻っちゃうんですよ。 住吉:元に戻るというのは? ASKA:歌うときの喉の状態ですね。なので、やっぱり歌っているときはあいだが少ないほうがいいですね。
◆90年代の“賑やかなステージ”を再現
住吉:ASKAさんは今年で音楽デビュー45周年、ソロデビューが37周年です。全国ツアーでは昔からの曲を満遍なく演奏される予定でしょうか? ASKA:前回は“喜んでくれるに違いない”という、わりと開き直ったセットリストだったんですね。なので“これだけ喜んでくれるんだったら……またやっちゃおう!”というセットリストです(笑)。 住吉:いわゆるベスト盤みたいな感じでしょうか? ASKA:自分が音楽を作ってきた45年間からのチョイスになりますね。 住吉:あと“90年代のステージの掘り起こし”がキーワードだそうですが、こちらはどういうことでしょうか? ASKA:あの頃のミュージシャンって、大型ステージをやれる方がツアーをやってもトントンか赤字状態だったのね。その代わり、CDが売れていたから、それでも良かったんですよ。つまり、当時のステージって、あくまでもアーティストプロモーションだったんですよね。 それから時代も変わり、音楽ビジネスも変わり、今は音楽が売れないから、ミュージシャンはライブで食っていかないといけない。だけど今回は、90年代の頃の賑やかなステージをもう1回作ってみようかなと思って、無理を言わせてもらいました。 住吉:そうすると、具体的にはセットも? ASKA:セットも大きいですね、搬入トラックも2倍になりました(笑)。ぜいたくなツアーをさせてもらいます。 住吉:豪華なステージですごく楽しめそうなツアーですね。 ASKA:この前ね、光GENJIの諸星(和己)と赤坂(晃)の2人がライブをやっていたんですね。そのライブに佐藤アツヒロが観に来ていたんですけど、「どうせなら、ステージに上がっちゃいなよ!」ということで彼も出演したんです。そのときのお客さんの喜びようがスゴくて!“あの時代はこうだったなぁ”と思いましたよ。90年代って人の心が賑やかだったでしょう? その賑やかさをもう一度味わってみたいなと思いました。 (TOKYO FM「Blue Ocean」放送より)