ハリー杉山、父親の介護を経験して芽生えた思い「介護や認知症に関することをもう少し…」
タレントのハリー杉山が5日、東京・渋谷のNHKで行われた同局のメディア説明会に、井上あさひアナウンサーとともに出席した。 【写真】説明会に出席したハリー杉山と井上あさひアナウンサー
「日本賞」はNHKが主催する教育コンテンツの世界的コンクール。51回目となる今回は世界59の国・地域から過去最多423の作品と企画が寄せられ、11月21日の日本賞映像祭最終日に「グランプリ日本賞」が決まる。昨年に引き続き、ハリーが同賞のPR大使を担当。授賞式では、ハリーと井上アナウンサーが司会を務める。 ハリーは「僕は記者の息子であり、父親は1964年にイギリスの新聞を代表して日本に来て、東京オリンピックを伝えて、そこから母親とも出会って、日本の戦後、復興、進化・発展する日本を常に世界に伝えようと努力した者でした」と父について紹介し、「2年前に旅立ったのですが、彼の人生の生き様はずっと、世界と日本をつなげることであり、それに対してものすごくプライドを持っていました。まさに日本賞は、父親と同じことを自分もしているのかなと。憧れていた後ろ姿にちょっとずつ日本賞を通して近づけているんじゃないかなと感じています」と感慨深げに語った。 父親の生き様に刺激を受け、自身も「日本と世界をつなげる」ことが子供の頃からの一番の夢であり憧れだったというハリー。「世界各国が日本に興味をもってくださっている方が多い中、最前線で本当の日本を伝えたいという気持ちは強いです」と目を輝かせた。 さらに、今後の野望を聞かれると「僕の中で介護というものはものすごく大きいテーマです。父親が2年前に亡くなって、在宅介護であったり、認知症であったり、パーキンソン病であったり、介護従事者であったり、医療従事者たちの日常をずっと見ていたので、介護に関すること、認知症に関することを、世の中にもう少し話しやすい社会づくりに貢献したい」と答え、「どんなトピックスでも話しやすいような社会づくりに貢献したい。まずは介護に関して、講演会とかできたらいいなと思っています」と語っていた。