タイガースの若手ホープは? 阪神、来季のブレイク候補(3)”超当たり年”の若手右腕
今季はリーグ2連覇を逃し、悔しい2位という結果に終わった阪神タイガース。今オフには藤川球児監督が就任し、来季は再びリーグ優勝・日本一を狙いに行くシーズンとなる。その一方で、来季にブレイクが期待される選手も少なくない。ここでは、来季のブレイク候補となる阪神の選手を紹介する。
佐藤蓮
投打:右投右打 身長/体重:189cm/103kg 生年月日:1998年4月11日 経歴:飛龍高 - 上武大 ドラフト:2020年ドラフト3位 今季は支配下復帰を果たし、初の一軍マウンドも経験した佐藤蓮。来季の飛躍が期待される。 上武大から、2020年ドラフト3位で阪神タイガースに入団。同期に佐藤輝明や村上頌樹、中野拓夢などの錚々たるメンバーが揃い、”超当たり年”で入団した一人だ。 しかし、プロ入り以降はファームで制球に苦しむ投球が続き、2022年オフには育成落ちを経験。昨季はファームで19試合に登板するも、防御率6.04という厳しい数字に終わり、22回1/3を投げて31四死球を献上した。 そんな中迎えた今季は、ファームでランナーを背負いながらも踏ん張りの投球を見せていた佐藤蓮。課題の制球にも改善の兆しが見え、7月には支配下復帰を果たした。 そしてついに、9月30日のDeNA戦でプロ初登板。ショートアームから繰り出される150キロ超のストレートやカーブなどを駆使し、1イニングを三者凡退に抑えた。 来季はさらに制球力を向上させ、一軍の主戦力となりたいところだ。
ベースボールチャンネル編集部