大リーガー菊池雄星が故郷で語る「野球を通して学んだこと」は…自ら考え・努力を積み重ね・習慣化
盛岡市出身で米大リーグ・アストロズからフリーエージェント(FA)となった菊池雄星投手(33)が10日、岩手県花巻市内のホテルで「僕が野球を通して学んだこと」をテーマに講演した。県内の小中学生の野球少年や少女ら約800人を前に、自ら考え努力することの大切さを伝えた。
菊池投手は、これまでの野球人生は挑戦と失敗の繰り返しだったと振り返る一方、「何度壁に当たっても、自ら考え、努力を積み重ね、習慣化することで大リーグでも活躍できるまで上達することができる」と力を込めた。
さらに練習を多くこなすことの大切さについて触れ、「野球は一つきっかけをつかむことで大きく飛躍するスポーツ。量をこなせば、きっかけをつかむチャンスも多くなる」と語りかけた。
花巻市立大迫小6年の男児(12)は「人の意見を積極的に聞き入れて、貪欲に学びながら練習を日々積んでいきたい」と力強く語った。