冷え込み強まりスリップ事故が多発 鶴ヶ城では寒さのなか「飯べら」焼き印押し・福島
FCT福島中央テレビ
福島県内は12月らしい寒さとなりぐっと冷え込みました。 9日の最低気温は伊達市梁川で氷点下4.6度、 浪江で氷点下3.4度、いわきで氷点下0.3度など今シーズン一番の寒さとなったところもありました。 福島県内では、路面の凍結などが原因とみられるスリップ事故が相次ぎ、福島県警によりますと午前8時半までに10件が確認されました。 このうち福島市桜本にある須川橋では車11台が絡む事故があり、20代と30代の男女3人が救急搬送されましたがいずれも意識はあり、命に別条はないということです。 ■車に乗っていた人 「橋が凍結していて、後続の車が皆スリップをして、どんどんぶつかっていた。(ブレーキを)踏んでも全く止まる気配がなかった」 警察は道路に雪が積もり凍結している場合は、速度を落とし車間距離を十分にとるよう注意を呼びかけています。 一方、会津若松市の鶴ヶ城公園では…。 ■今野清楓記者 「午前11時半の会津若松市です。先程から雨が降ったり止んだりを繰り返している。風が冷たく、手がかじかむほどの寒さです。」 この寒さに、観光客は。 ■仙台からの夫婦(夫) 「急に冬になったという感じで寒かった」 ■仙台からの夫婦(妻) 「12月に入ったから一応、この厚手のダウンコート持ってきたが、まさか本当に着るとは思わず」 ■東京からの観光客 「雪が降るとは思わなかった」 そんな中、行われていたのが、正月の初詣客に配る縁起物「飯べら」に焼き印を押す作業です。 「飯べら」には「福をめしとる」という意味で家内安全や無病息災などの願いが込められていて、鶴ヶ城が再建された約60年前から毎年、初詣客に配られています。 ■会津若松観光ビューロー 花見幸宏さん 「飯べらを毎年楽しみに来ていただいているお客様がいらっしゃいますので、こちらの方に向けて丁寧に一枚一枚職員の方で押しております」 この飯べらは1月1日午前0時から5千枚が配られます。