「夢のつり橋」への遊歩道、協力金任意徴収へ 川根本町、混雑緩和へ500円前後
川根本町の薗田靖邦町長は19日の町議会12月定例会で、同町千頭の寸又峡温泉街から「夢のつり橋」方面へ続く遊歩道「寸又峡プロムナードコース」について、来年度から通行者より協力金を徴収する方針を明らかにした。 町によると、コース入り口で大人1人当たり500円前後を任意で徴収する。 同コースは近年、「夢のつり橋」の待ち時間が紅葉最盛期には2時間を超えるなど混雑が深刻化している。協力金を活用し、入場ゲートに待ち時間を表示するボードを設置するほか、スマートフォンを使ってコースの入場整理券を交付する実証試験などを実施予定。待ち時間を可視化し、地区内の温泉や商店などへの周遊を促しながらコースの混雑緩和を目指す。 協力金は町の基金として、混雑緩和のほか遊歩道の安全対策や環境保全などにも利用する方針。 薗田町長は中原緑氏の一般質問に答えた。
静岡新聞社