兄弟の距離は18.44メートル ソフトバンク川瀬晃、来年1月の自主トレでオリックスの弟堅斗と直接対決 ハワイで誓った打撃力アップ
◆ソフトバンク優勝旅行 13日(日本時間14日)米ハワイ州ホノルル ソフトバンクの川瀬晃内野手(27)が、年明けに大分県国東市で兄弟自主トレを行って打撃強化に取り組むことを明かした。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 弟はオリックスで今季途中に育成から支配下登録された川瀬堅斗投手(22)。「投手の球を早くから見るという目的もあります。ガチで投げてくるのではないと思うけど、18.44メートルの距離でバッティング練習をしたいと思っている」と〝直接対決〟も計画している。 珍しい兄弟自主トレを行う弟とはレギュラーシーズンで3度対戦し、3打数無安打に終わった。「兄弟で切磋琢磨(せっさたくま)しながらですね。(アピールが必要な)立場は一緒。レギュラーが確約されていない2人なので」と力を込めた。 9年目の今季は自己最多の105試合に出場。一塁、二塁、三塁、遊撃のいずれでもスタメン起用され、打率2割6分1厘とバットでも存在感を示した。その一方で目標としたレギュラー奪取とはいかなかった。 「結局、打たないと試合に出られないというのをここ何年も痛感している。キャンプから打撃で圧倒的な成績を残したらチャンスはあると思っている。小技だけでは生きていけない」 遊撃にはベストナインにも輝いた今宮健太という高い壁がいる。内野をどこでも守れる貴重な役割を与えられていることも認識している。その上で「もちろんプロ野球選手である以上は誰もがレギュラーを目指す。最初から控えでいいという人はいないと思う」と言い切る。両親を連れてきたハワイで、1軍を完走した充実感を味わいながらもさらなる高みを見据えた。 【#OTTOソフトバンク情報】
西日本新聞社