警察内部情報を第三者に漏えい、元警視正を送検 3月まで県警本部生活安全部長、国家公務員法違反の疑い 鹿児島県警「捜査に支障」と認否明らかにせず
鹿児島県警は2日、職務上知り得た秘密を職を退いた後に漏らしたとして、3月まで県警本部生活安全部長を務めた元警視正、団体職員の男(60)=鹿児島市紫原5丁目=を国家公務員法(守秘義務)違反の疑いで鹿児島地検に送検した。 【写真】〈関連〉2020年以降の県警警察官の逮捕事案を年表で見る
送検容疑は、県警を退職した直後の3月下旬、鹿児島市内で、生活安全部長在任中に入手した警察情報が印字された複数の内部文書を第三者に郵送して閲読させ、秘密を漏らした疑い。 県警は「捜査に支障がある」として男の認否を明らかにしていない。
南日本新聞 | 鹿児島
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