役所広司、主演映画「八犬伝」は「何度見ても新しい“発見”があります」8回の三本締めでヒット祈願
俳優の役所広司が27日、都内で主演映画「八犬伝」(曽利文彦監督)の公開記念舞台あいさつに内野聖陽、渡邊圭祐、鈴木仁、板垣李光人、水上恒司、栗山千明らと登壇した。 里見家の呪いを解くため、8つの珠に引き寄せられた8人の剣士の運命をダイナミックなVFXで描く「八犬伝パート」と、その物語を生み出す作家・滝沢馬琴、浮世絵師・葛飾北斎の奇妙な友情を通じて描かれる「創作パート」が交錯する新たな物語。馬琴役の役所は「みんなで力を合わせて一生懸命、作りました。ご家族で見て楽しめる作品です。何度見ても新しい発見があります」とアピールした。 舞台上で映画のヒットを願い、役所の音頭で「八犬伝」にちなんだ8回の三本締めを行った。失明してもなお、口述筆記で書き続け、28年の歳月を費やし106冊という超大作を書き上げた馬琴の偉業は、日本文学史上最大の奇跡として語り継がれる。本作では、物語を生み出す苦悩と葛藤も描かれる。
報知新聞社