ドラフト“史上最多”6人指名の富士大「唯一の指名漏れ」選手のもとに訪れたのは? 指名選手だけじゃない…2024年《運命のドラフト会議》その後の物語
唯一、指名が叶わなかった選手の下に訪れたのは…?
7選手がプロ志望届を提出して、6選手が指名された富士大。惜しくも指名が叶わなかった佐々木大輔内野手(一関学院高)にも、内定している社会人チームの関係者が激励に訪れていた。 唯一、指名を得られなかったショックは小さくはなかったはずだが、なにか、すべてふっ切れた……いや、ふっ切ったような晴れ晴れとした笑顔で、激励の言葉をもらっている。 この秋は、足のケガで存分に実力を発揮しきれなかった佐々木内野手だが、背中を叩くほどのフルスイングからの長打力と、三遊間深い位置からも低いダイレクト送球を一塁手に送れる鉄砲肩は一級品だ。東海地区の強豪社会人でさらにもまれなから、2年後にはスカウトたちの出待ちを受ける立場になれるはずだ。 そして、その翌日。高校野球・関東大会の保土ケ谷球場(横浜市)。 第1試合が東海大相模高VS山梨学院高だから、ただでさえ熱心な高校野球ファンが、早朝からたくさん詰めかけて、試合開始早々、なかなか開けない外野席が開放された。 そして、そこにはプロ野球スカウトたちも、大勢やって来ていた。 <次回へつづく>
(「マスクの窓から野球を見れば」安倍昌彦 = 文)
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