館山総合高校が全国2位 高校家庭クラブ研究発表大会(千葉県)
「第72回全国高校家庭クラブ研究発表大会」が、神奈川県鎌倉市で行われた。学校家庭クラブ部門に関東ブロック代表として出場した館山総合高校家庭クラブが、防災に関する発表で全国2位に当たる、産業教育振興中央会賞を受賞した。 家庭クラブでは、災害を自分のこととして捉えられるよう、「楽しい」をテーマに、防災料理講習会や防災すごろくなど、地域住民と取り組める防災活動に取り組んでいる。 同校の商業科と共に防災すごろくをアプリ化したり、海洋科の国際信号講座をヒントに作った「津波フラッグクッキー」を館山市内のマルシェで販売したりしている。また、災害についての理解を深めるため、館山市危機管理課や消防団、防災の研究に取り組む日本大学理工学部の星上幸良研究室などにアドバイスを求めるなど、外の機関との連携も重視してきた。 研究発表会の当日は、「楽しっぺ!おらが防災大作戦」と題して、これまでの活動を発表。学校内外の団体との協力などが評価された。 家庭クラブの東瀬葵さん(3年生)は「防災すごろくはゼロから作り始めて、何度も改善していくのが大変だった。でも、多くの人に楽しく防災を知ってもらえて、賞を頂けたことがうれしい」と話した。 (押本裕也)