『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』が発売された日。配合で新しいモンスターを作れるのが楽しい! 歴代シリーズの強敵を連れて歩けるのもロマン【今日は何の日?】
ナンバリング作のファンを意識した演出もニクかった! いまから26年前の1998年(平成10年)9月25日は、ゲームボーイ並びにゲームボーイカラー用ソフト『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』が発売された日。 【記事の画像(4枚)を見る】 モンスターを仲間にして育成しながら冒険を進める『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズの1作目。"ドラゴンクエスト"シリーズでは、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』でホイミスライムのホイミンが仲間になり、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』では本格的にモンスターが仲間になるシステムが取り入れられましたが、本作はそのモンスターを仲間にして冒険する要素を全面に押し出した作品です。 モンスターはバトル後に一定の確率で仲間になり、アイテムの肉を与えておくことで仲間になる確率を上げることが可能でした。シドーや、バラモス、デスピサロといった、原作に登場した強敵を仲間にして連れて歩けるのもロマンがありましたね。 『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズは主人公が戦闘に参加せずモンスターどうしで戦うことが基本。また、仲間にしたモンスターの中から性別を選んで配合をすることで、新しいモンスターが生まれるのが特徴でした。配合を終えると親のモンスターはいなくなってしまいますが、子どもは親の能力を引き継ぐので強力なモンスターを入手できるという仕組みです。配合でしか生まれないモンスターも多数存在するため、まだ見ぬモンスターを求めて配合をくり返す楽しみがありました。 また、ゲームボーイの通信ケーブルを用いて、ほかのプレイヤーの仲間モンスターと自分のモンスターを配合させる“お見合い”という要素も存在。両プレイヤーにモンスターが手に入り、しかも通常の配合に比べて生まれるモンスターの能力が高いのも魅力でした。 本作の主人公は、『ドラゴンクエストVI 幻の大地』に登場したテリー。テリーは、連れ去られた姉のミレーユを助けるために異世界“タイジュの国”を冒険することになります。『ドラゴンクエストVI 幻の大地』までに登場したモンスターが満遍なく登場するほか、“扉”と呼ばれるフィールドの最奥で待ち受けるボス戦が、歴代のナンバリングタイトル作品を想起させるものになっているため、原作を知っているとよりグッときました。 ボスが控えるひとつ前のエリアに侵入したとき、そのボスが登場するシリーズのフィールド音楽が流れるところも、ファンの気持ちを徐々に盛り上げてくれるポイントでした。 現在はニンテンドー3DS版をベースにした『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドSP』がiOS/Androidで配信中。また、オリジナルのゲームボーイ版を再現した『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドRETRO』がNintendo SwitchとiOS/Androidで配信されています。どちらにもそれぞれの“よさ”があるので、ぜひプレイしてみてくださいね。 『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドRETRO』