【ボート】島村隆幸が3カドから果敢攻めで3回目のG1制覇
「開設71周年記念・尼崎センプルカップ・G1」(9日、尼崎) チルト0・5の伸び仕様にして、3カドから攻めた島村隆幸(33)=徳島・109期・A1=が、1周2M差しで勝利し、通算35回目の優勝を3回目のG1制覇で飾った。2着には秦英悟、3着には地元の吉川元浩が続いた。 表彰ステージに立つと、島村は両手を挙げてガッツポーズでファンの声援に応えた。尼崎では前回2月の一般戦に続くV、そして今年は3回目となる優勝に「エンジンさまさま。このモーターと一緒に寝たい」と笑わせた。 実は今回、前検で引き当てた2号機はその2月に自身が使用した優勝エンジン。「ペラは叩いてあったが以前と同じようにいい動きだった」と手応えを感じていた。 優勝戦では、前回4カドからまくりを決めたチルト0・5の伸び仕様で3カドを選択。同期の丸野が1号艇だったが「すまんと思いながら思い切って行った」と、コンマ14のトップSから握って出ると、4号艇の秦とのBS勝負となったが2Mをうまく差して勝負を決めた。 次節はSG・ボートレースクラシック(15~20日・戸田)が控える。3回目のG1制覇を果たし、次なる狙いはもうひとつ大きな舞台での初Vだ。「今年は1年間、しっかり頑張りたい」とファンに活躍を誓っていた。