映画『私にふさわしいホテル』、のんと滝藤賢一がクリスマスコスプレ!? 加代子と東十条が手を組む本編映像公開
話題作を次々と発表してきた柚木麻子のいちばん“危険な”作品ともいえる映画『私にふさわしいホテル』が、12月27日(金)より全国公開されます。 主人公・加代子を演じるのは『さかなのこ』で新たな魅力を発揮し、俳優、アーティストとして様々な分野で活躍するのん。監督にはTVドラマ、映画、舞台……あらゆるジャンルでヒット作を生み出し、社会現象を作ってきた堤幸彦が務めます。 この度、クリスマスの12月25日(水)、のんと滝藤賢一がクリスマスコスプレをして、田中圭演じる担当編集者・遠藤に復讐をするために手を組む本編映像が公開されました。 新人賞を受賞したにもかかわらず、未だ単行本も出ない不遇な新人作家・相田大樹こと中島佳代子(のん)。その原因は、大御所作家・東十条宗典(滝藤賢一)の酷評でした。文豪に愛された「山の上ホテル」に自腹で宿泊し、いつかこのホテルにふさわしい作家になりたいと夢見る加代子は、大学時代の先輩で大手出版社の編集者・遠藤道雄(田中圭)の力を借り、己の実力と奇想天外な作戦で、権威としがらみだらけの文学界をのし上がっていきます――。 ズタボロになっても何度でも立ち上がり、成功を己の力で引き寄せていく加代子の奮闘っぷりに、驚いて、笑えて、スカッと元気をもらえる“痛快逆転サクセスストーリー”が誕生しました。共演には、田中みな実、服部樹咲、髙石あかり、橋本愛、橘ケンチ、光石研、若村麻由美など実力派&超豪華な俳優陣の面々。各々が超個性的なキャラクターを演じています。 今回公開された本編映像では、バーで偶然鉢合わせた加代子(のん)と東十条(滝藤賢一)は、遠藤(田中圭)が裏で自分たちの小説を酷評しているところを目撃します。屈辱を感じた2人は、遠藤への復讐を決意し、手を組むことに。 遠藤が唯一こだわっているのは、子供たちにサンタクロースを信じ込ませること。その事実を知った加代子は、「サンタクロースなんて存在しない」と子供たちにバラすという、なんとも大胆な作戦を企てます。あの東十条でさえ、「君は性格が悪いな」と言わしめるほどです。 トナカイの格好をした加代子とサンタクロースの格好をした東十条は、遠藤の留守を狙い子供たちのいる部屋へ。しかし期待とは裏腹に、「何かご用ですか」と子供たちの反応はかなり冷静でした。加代子は一生懸命演技をして部屋の中に入れてもらえるようにいうものの、「知らない人を中に入れてはいけないと言われているのだよ」とあしらわれます。加代子は「知らない人じゃないでしょ?みんな大好きサンタさんだよ?」と必死に演じますが、「去年のサンタさんとは随分違うんですね」と皮肉たっぷりに返します。東十条もフォローを入れて、オモチャをプレゼントしようとしますが、「去年のサンタさんは外国人のおじさんで太っていて、お芝居ももっと上手でしたよ。もしかしてお部屋を間違えてるんじゃないですか?パパがこんな大根役者を雇うはずがないです」と痛烈なダメ出しを言い放ち、「知ってるよ、サンタはお父さんなんでしょ?」と妹も核心の突く一言。「でも私たち、パパを喜ばせたいから、信じているふりをしているんだよ。パパには夢見させてあげたいから。それが子供の務めだから」と大人顔負けの言葉を放ちます。そこに遠藤が帰宅し、2人は慌てて逃げ出し、計画は見事に失敗に終わるのでした。 まさに堤監督らしいコメディータッチで描かれた本作は、テンポの良い掛け合いと意外な展開で観る者を引き込みます。また、のんと滝藤賢一のクリスマスコスプレ姿にも注目です。 (C)2012柚木麻子/新潮社 (C)2024「私にふさわしいホテル」製作委員会