TVアニメ『ザ・ファブル』興津和幸、安済知佳の参加に「喜びを隠せませんでした」
今回、ご紹介するのは、TVアニメ『ザ・ファブル』。無敵の殺し屋ファブルの殺し屋休業生活を描いたアクションコメディです。主人公のファブルこと佐藤明を演じた興津和幸(おきつ・かずゆき)さんと、第2クール期から登場するヒロインの佐羽ヒナコを演じた安済知佳(あんざい・ちか)さんにお話をうかがいました。 【画像】笑顔がステキなおふたり! 興津和幸さん、安済知佳さんのショット集はコチラ。
「プロの仕事を楽しんでいただきたいです」
【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 193 『ザ・ファブル』は、講談社「ヤングマガジン」で2019年11月まで約5年間連載され、累計発行部数2,500万部を誇る人気コミックです。 2019年と2021年に岡田准一さん主演で実写映画化され大ヒットを記録。そして、満を持して、今年4月から待望のアニメ版がスタートしました。 主人公は、幼少期から殺し屋としての英才教育を受け、どんな敵も6秒以内に鮮やかに葬り去る、無敵の殺しの天才・通称“ファブル”。 彼はある日、組織のボスから「1年間誰も殺してはならない」という突然の指令を受けます。佐藤明と名乗り、初めて過ごす普通の生活。 しかし、その平穏な日常に魔の手が迫ってきて…。無敵の殺し屋“ファブル”の、カッコよく、滑稽で、そして少し風変わりな1年間の殺し屋休業生活が見どころとなっています。 ーー第2クール期からヒロインの佐羽(さば)ヒナコ役で安済さんが出演されると知ったとき、どう思いましたか? 興津さん 「ここで、安済さんが来るのか~」と思い、驚きました。別の作品でもちょこちょこご一緒させていただいていて。最近の共演作ですと『終末トレインどこへいく?』で、とても素直な女子高生を演じていらっしゃっていて。 安済さんは素敵な演技をされるな、さすが声優アワードを獲っただけあるなと思っていたところに、今回の出演情報を教えていただいたので、喜びを隠せませんでした。 安済さん うれしいです。このコメントが世に出たら、何度も読んで復唱します(笑)。 ーー実際に、ヒナコとなった安済さんの演技をどう思いましたか? 興津さん ヒナコは特殊な境遇に置かれているキャラクターだと思います。安済さんの演技は、すごくまっすぐで、すっとヒナコとしてスタジオに入っていらしたので、僕からは何も言うことはなく、安心して佐藤明を演じることができました。 安済さん 興津さんがヒナコをメイン・ヒロインと言ってくださり、第17話(ヒナコ初登場回)のアフレコの際、ほとんどディレクションがなくスムーズに終わったので、自分の役作りを信じて頑張るしかないと思いました。 興津さん 本当に何も問題なかったですよ。 興津さん 第2クールの前半は、僕は仮の弟子・黒塩とキャンプしているんです。 安済さん 原作でも大好きなお話です。興津さんから、それを丸々アフレコしたと聞いて、すごく楽しみになりました。お話の主軸ではないから、省きそうなお話じゃないですか? 興津さん 省けそうで、省いてはいけないお話なんですよ。僕は個人的に、『ザ・ファブル』はわかりやすいことを描くのではなく、その陰に何を描こうとしているのかが大事だと思っていて。だからこそ、キャンプのお話は端折らないんです。 安済さん 確かに、あの話でいろんな肉付けがされますね。 興津さん それに、あの話をカットしたら、クロ(黒塩)ちゃんの良さが全然出ない(笑)。 安済さん そうですね(笑)。振り回されるクロちゃん。 ーー最後に、『ザ・ファブル』第2クールの見どころを教えてください。 安済さん 宇津帆(うつぼ)編からヒナコとして参加させていただきます。藤真秀(ふじ・しんしゅう)さんの素敵なお芝居で、宇津帆がものすごく色っぽくなり、いろんな魅力を感じて、ほだされかけました(笑)。異質な空気感やかけあいの部分を楽しんでいただきたいです。 興津さん 小島編が終わって太平市に平和が戻りますが、また新たな事件が次々と起こり、最強の殺し屋・佐藤の揺るがないはずの心に少しの揺らぎが生まれます。僕も演じるなかで、自分と一緒にいた佐藤がいつの間にかどこかにいってしまったような感覚に陥る瞬間がありました。 原作ファンの方、アニメをご覧になった方が、“この世界に生きている人たちは何を考えていまを生きているんだろう”と、さらに一歩踏み込んで考えながら観ていただけるとうれしいです。製作陣全員が気合を入れて作っています。ぜひプロの仕事を楽しんでいただきたいです。