ZOZO日本人最高6位の杉浦悠太「今年は米ツアーより、賞金王を目指したい」【三井住友VISA太平洋マスターズ】
男子ゴルフのルーキー、杉浦悠太(23)が、大逆転での賞金王へ意欲をみなぎらせた。三井住友VISA太平洋マスターズ開幕前日の6日、会場となる静岡県御殿場市の太平洋C御殿場C(7262ヤード、パー70)で、プロアマ戦に参加後、取材に応じた。 杉浦は2週前の米ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(千葉)で日本人最高の6位になった。トップ10入りを果たしたことで、次戦となるワールドワイド・テクノロジー選手権(メキシコ)の出場権を獲得したが、日程が三井住友と重なるため、どちらに出るか悩んだ。米ツアー本格参戦は夢であり、好成績を出し続ければ、来年の出場権が生まれる可能性もあった。 だが、「今年は米ツアーより、賞金王を目指したい」と、日本ツアーを優先することを決断。次週のダンロップフェニックス(宮崎)は2年連続優勝がかかり、メキシコからの転戦になると負担が大きいことも考慮した。 杉浦の現在の獲得賞金額は6000万円あまりで、ランク6位。1位の平田憲聖(エレコム)とは4700万円あまりの差がある。だが、今週を含め残り4戦は、いずれも優勝賞金4000万円のビッグマッチ。逆転は射程圏内と見ている。 三井住友は初出場だが、開催コースは大学時代に何度も練習に訪れた。「グリーンが速い」と警戒しつつ、「ずっと調子はいい。上位に行ける自信はある。優勝を目指す」と断言した。
中日スポーツ