新関脇大の里、名古屋で稽古再開「エンジンをかけていかないと」
大相撲名古屋場所だより(14日初日、ドルフィンズアリーナ)小結だった5月の夏場所を12勝3敗で初制覇し、新関脇に昇進した大の里(24)は3日、愛知・安城市の二所ノ関部屋で、名古屋入りしてから初めて相撲を取る稽古を再開した。部屋の十両白熊と7勝2敗。幕下力士を含め計14番を取った。 「いまは追い込まないといけない時期。エンジンをかけていかないと。気がついたら場所というのが理想ですね」。6月中も部屋で相撲を取っており、さらに番数を増やしていくという。 この日は師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)の38歳の誕生日。同親方も白い稽古まわしを締め、エネルギッシュに白熊のぶつかり稽古で胸を出した。成績と内容が伴う三役での連覇となれば、大関昇進の可能性が一気に高まる大の里について、師匠は「3敗の優勝だからね。自分は13勝しても三賞1つだった」と笑い、弟子を重圧から解放した。(奥村展也)