アデル、ラスベガスの公演でセリーヌ・ディオンをハグしながら号泣 その理由を語る
ラスベガスで定期公演「The Weekend with Adele」を開催しているアデル。先週末の公演には観客席にセリーヌ・ディオンの姿があった。以前からセリーヌの大ファンで知られるアデルは、観客席の間を歩きながら「When We Were Young」をパフォーマンスするシーンでセリーヌの元へ。彼女の手を取って引き寄せると、涙しながらハグしていた。彼女がセリーヌの手を手で包み込むと、セリーヌも感極まったような様子でアデルの手にキスしていた。その後ステージに戻ったアデルは「ミセス・セリーヌ・ディオンに拍手を」と会場に呼びかけていた。会場からはもちろん大きな拍手が。セリーヌは2022年冬に難病のスティッフ・パーソン症候群であることを公表、闘病を続けている。
アデルは翌日そのシーンを自分のインスタグラムに投稿。涙した理由を説明している。「シーザーズ・パレスのコロシアムにあるセリーヌの部屋でパフォーマンスを始めてもうすぐ2年になります。公演はあと4週間! ここは彼女のために作られた場所だから、私にとってラスベガスで歌いたい場所はここだけでした。私はステージのすぐ横に彼女の写真を飾っていて、ステージの上がる前には毎回触っているのだけれど、週末のショーには彼女本人が来てくれました。サプライズだったし、私にはかけがえのない瞬間でした」。アデルが言っているようにコロシアムはセリーヌの定期公演のために建てられた場所で、彼女はここで16年にわたって定期公演を続けてきた。
「セリーヌ、あなたをものすごく愛している。あなたが私にとってどんな意味を持つ人なのか、あなたが私のショーに来てくれることが何を意味するのか、ましてやあなたがあなたの美しい家族と共にこのパレスに戻ってきたのを見てどう感じたのか言葉では言い尽くせません。その場にいられたことをとても嬉しく思うし、この土曜日の夜は永遠に忘れられない思い出になるでしょう。すべてが繋がって完全になった瞬間に一緒にいられたなんて。本当にありがとう」。 ちなみにこの瞬間を目撃した観客たち、またネット上に拡散した動画を見た人たちからもコメントが殺到。「もらい泣きした」「音楽史上に残る美しい瞬間」と感動を露わにする人もいれば、「2人がお互いをリスペクトしているのがよくわかる」と2人の関係を称賛する人も。アデルやセリーヌにとってはもちろん、観客にもファンにも忘れられないシーンになったはず。