3週間連続で休暇をとるデンマーク人の「頑張らないことを決める」生き方
夏休みは何週間取る?
6月ごろになると、世間話として、天気の話(春であれば「もうすぐ夏が来てもいいのにまだ肌寒いね」、夏は「やっと夏が来て嬉しいね」、秋は「夏が終わっちゃったね」、冬は「毎日暗くて夏が恋しすぎる!」、という内容が語られることが多い)と同じくらい、夏休みは何週間取り、どこで何をするかが話題に上ります。 デンマークには長い夏休みがあります。労働者は年間5週間(25日間)の有給休暇を取得する権利があり、このうち、夏休みとして、だいたい3週間ほど連続で休暇を取ることが一般的です。 日本でも、祝日を合わせるとほぼ同じ日数の休みがあるようなのですが、1~3日の休みだと、どうしても、仕事のことが頭の片隅から離れない気がします。その点、3週間も休めば、じわじわと仕事のことを考えなくなっていきます。この「仕事のことを一切考えない時間」を最低でも年に一度は取り、心身ともにリフレッシュすることが広く重視されています。
日暮いんこ