仰天の“ウォリアーズ改革案”を重鎮ピアースが提言「(優勝争いに)戻る唯一の方法はヤニスを連れてくること」<DUNKSHOOT>
ピアースの元同僚ケビン・ガーネットは、在籍15年目を終えたカリーが5度目の王座獲得を目指してウォリアーズから離れるかもしれないと釘を刺したものの、ピアースは「彼はあのチームでキャリアを終えるはずだ。すべてはレガシーなんだ。彼にとってはそれもさらなる偉業になるのさ」とカリー移籍説を否定していた。 昨季平均26.4点、4.5リバウンド、5.1アシストに3ポイント成功率40.8%(平均4.8本成功)を残したカリーと、同30.4点、11.5リバウンド、6.5アシスト、1.19スティール、1.08ブロックにフィールドゴール成功率61.1%をマークしたアデトクンボがタッグを組めば、恐ろしいことになるのは間違いない。 だが残念ながら、フランチャイズプレーヤー同士がウォリアーズで共闘する可能性は限りなく低いと言わざるを得ない。アデトクンボの現行契約は4年で約2億3543万ドル(約336億6649万円)、プレーヤーオプションの2027-28シーズンを除いても残り3年間で約1億6861万ドル(約241億1123万円)と超高額だからだ。 ウォリアーズがアンドリュー・ウィギンズやドレイモンド・グリーンを筆頭に主力を大量に放出する覚悟ができたとしても、バックスが首を縦に振るとは考えにくく、アデトクンボがデイミアン・リラードやクリス・ミドルトンを筆頭に豪華戦力を有するバックスと決別する可能性も低い。 現状でカリーとアデトクンボがウォリアーズで共演するシナリオは考えられない。ただし、ウォリアーズがカリー中心の布陣でもう一度リーグ制覇を望むのであれば、荒療治が必要ということなのだろう。 文●秋山裕之(フリーライター)
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