韓国のイムさん、外国人では初の大島紬クイーンに選ばれる 「軽くてしなやか着心地を伝えたい」
本場大島紬織物協同組合(鹿児島市)は23日、2024年本場大島紬クイーンに、同市の専門学校生瀬戸愛麗さん(21)と、韓国出身で日置市の国際交流員イム・アルムさん(31)を選んだ。任期は2年。県内外のイベントや展示会で紬の魅力をPRする。 【写真】〈別カット=足元までフルサイズ〉本場大島紬クイーンに選ばれた瀬戸愛麗さん(左)とイム・アルムさん=23日、鹿児島市のマルヤガーデンズ
選考会は鹿児島市のマルヤガーデンズで開催中の「本場大島紬フェスティバル」で行われた。70人の応募者から、情報発信力や歴史的背景への理解度などを基準に審査した。 瀬戸さんは「鹿児島が誇る伝統文化の大島紬と、若い世代をつなぐ架け橋として活動したい」。海外出身者で初めて選ばれたイムさんは「軽くてしなやかな着心地。着物になじみのない外国人に向けても、よさを伝えられれば」と話した。 同フェスティバルは25日まであり、産地メーカーが手がけた新作のコンテストのほか、洋装や小物を販売する。入場無料。
南日本新聞 | 鹿児島