とにかく明るい安村、今のブレイクは坂上忍さんのおかげ
一見、全裸に見えるポーズを決め「安心てください、はいてますよ」とパンツを指さすネタでブレイク中の、とにかく明るい安村さん(33)。昨年、お笑いコンビ「アームストロング」を解散し、ピン芸人として活動を始めました。初のDVD「安心して下さい、穿(は)いてますよ。」(6月24日発売)もリリースするなど、まさに今、勢いに乗っていますが、その礎を築いてくれたのは坂上忍さんだと言います。
去年までは週に3つくらいお笑いの仕事があって、あとはアルバイトという生活でした。それが、ありがたい話、今は1日に4つ、5つの仕事をさせてもらって、休みが月に1回あるかないか。年末年始あたりから少しずつテレビのお仕事もいただくようになったんですけど、グッと忙しくなったのは、2月に「R-1ぐらんぷり2015」で決勝に行ってからでした。 コンビを組んでいた時代からつい最近まで、とにかく劇場でネタをする日々だったので、今、番組でスタッフさんがすごく優しくしてくださることに戸惑ってもいます(笑)。もちろん、基本的に感謝、感謝なんですけど、カメラが止まったら、すぐに駆け寄ってきて、羽織るものを出してくださったりとか(笑)。「いつまでも、裸でいさせちゃいけない!!」という気遣いでやってくださってるんですけど、劇場では完全なるほったらかしだったので(笑)、あまりの待遇の差にいまだに慣れないです…。 この3か月くらいで生活がガラッと変わったんですけど、その流れをそもそも作ってくださったのが、坂上忍さんなんです。 まだテレビの仕事が全然なかった昨年の秋、坂上さんが出てらっしゃる「バイキング」(フジテレビ系)にネタを見せるコーナーで出してもらうことになったんです。何組かの若手と一緒にただ単にネタを見せるだけのコーナーで、本当だったら、その回に1回出るだけで次はないお話だったんですけど、坂上さんが次々に声をかけてくださって。 僕のパンツ一丁という姿がマッチするということで「サンドウィッチマン」さんの地引網のコーナーに出してもらったり、僕が北海道出身という理由で北海道ロケにご一緒させてもらったり、ありとあらゆる形で出していただき、ほとんどテレビの仕事なんてなかったのに、「バイキング」だけは月に2回くらい出してもらっていたんです その露出が年末年始の番組にもつながっていって、その後「R-1」があって、今なんですよね。だから、最初の流れを作ってもらったのが坂上さんなんです。 「バイキング」以外でも、「R-1」の時にも応援コメントをいただいたり、“坂上忍の一押し芸人”として名前を挙げていただいたり。あらゆる形で後押しをいただいているのが本当にありがたいなと。 なぜ、そこまでかわいがってくださるのか…。僕も、ハッキリと理由はうかがったことはないんですけど、僕もコンビ時代からなかなか芽が出ずにずっと劇場で苦労してきて…ということがあったもんで、そういった“なかなか報われないヤツ”が気になるということなのかなと。あんまり言うとよくないのかもしれないけど(笑)、本当に優しい人です。