とにかく明るい安村、今のブレイクは坂上忍さんのおかげ
あと、テレビでやっていく覚悟というか、仕事への姿勢、みたいなものも見せていただいています。 先ほど、少し話が出た北海道ロケは、去年の12月27、28日の1泊2日であったんです。極寒の北海道だったので、やっぱりスタッフさんの気遣いがハンパなくて、完璧な防寒靴を用意してもらったんですけど、もちろん、僕のスタイル的に、あとの着衣はパンツだけ。脚先以外は守備力0。「寒いところに行くと、温かくなろうと脂肪を燃焼させて自然と体が熱くなってくる」ということも、初めて実際に体感させてもらいました(笑)。 そこで坂上さんがおっしゃっていたのは、「本当におもしろいことは、ウソをつかない、ウソをつけない状態にまで追い込んでから生まれるもの」ということでした。 具体的に言うと、僕としては寒さももちろんそうだったんですけど、ロケの2日間は、全く寝ないんです。坂上さんも、そして、僕らも。移動中の車の中で、こっちがウトウトしかけると、坂上さんが必ず話しかけてこられる。そして、延々、酒を飲み続けるんです(笑)。その極限状態で出てくるもの。それこそが、本当におもしろいものだと。 だから、自分を追い込むために坂上さんも飲んでらっしゃるので、ずっと坂上さんは「つらい…。もう飲みたくない…」と言いながら飲んでるんです。たまたま三日三晩徹夜が続いてフラフラになって、ポロッとおもしろいことを言う。そういうことを、ずっと人工的に作り続けているんです。これはね、エグイですよ。それについていけるのは親友の野々村真さんくらいなんですけど、その野々村さんもロケ中の記憶はほとんどないとおっしゃってますから、本物の極限状態なんです(笑)。 あと、つい先日も「バイキング」で福岡にロケに行ったんですけど、福岡の屋台で野々村さんがあまりにも飲みすぎて、カメラが回っているのに、うまいも、まずいも、何にも言わなくなっちゃったんです。完全に機能停止してしまって(笑)。 その時に、僕も感覚がおかしくなってますから、野々村さん、もちろん大先輩なんですけど「コイツ、なんなんだ!!」ってなっちゃったんですよ(笑)。そして、あろうことか、そこで「てめぇ、何やってんだよ!!」って、説教をしちゃったんです。