なぜ?「どぶろく+果汁」の新商品名、由来は国宝土偶 企業が込めた思いは
発酵食品の製造販売を手がける丸井伊藤商店(長野県茅野市)は24日、醸造過程でどぶろくに果汁を加えた「クラフトドブロク 『仮面の女神』」を開発したと発表した。女性や若者らをターゲットに据え、爽やかな味わいに仕上げた。本社店舗や茅野市内のコンビニなどで販売する。 【写真】商品名の由来となった国宝の土偶「仮面の女神」
果汁は長野県産のリンゴやルバーブ、山梨県産のモモを使い、アルコール度数は一般的などぶろくより低い8%にした。商品名は「果物の仮面をかぶった古来の酒」(伊藤英一郎社長)との思いを込め、茅野市出土の国宝土偶「仮面の女神」から命名。県地域資源製品開発支援センター(長野県松本市)がデザインで支援した。
丸井伊藤商店は2018年からどぶろくを製造。伊藤社長は「どぶろくは男性の酒のイメージがある」としつつ、果汁を使って飲みやすくしたとし「女性や若者が手にしやすい酒になれば面白い」と期待した。