「双葉ダルマ」の絵付け大詰め 東京でも販売 福島のJA女性部
JA福島さくらふたば地区女性部双葉支部による「双葉ダルマ」の絵付け作業が、いわき市のJA泉支店敷地内の作業場で大詰めを迎えている。今年は東京都新宿区の店舗「BEAMS JAPAN」での販売が実現した。福島県とセレクトショップ「BEAMS」が連携して同県の魅力を発信する「ふくしまものまっぷ」事業の一環だ。 1991年から続いているだるま作りは、東日本大震災などの影響で一時中断していたが、2013年に再開した。 12月中旬には部員7人が赤、青、黄、緑、黒、白、ピンクの7色のだるまに丁寧に模様を描き入れた。代表的な赤のだるまは太平洋を表す青の縁取りに、町の花である桜と、町の鳥であるキジの羽が描かれている。 下旬までに約1200個制作し、来年1月11、12の両日に双葉町で開かれる双葉ダルマ市で販売する。 同女性部の石田恵美支部長は「双葉ダルマを販売すると、皆さんが喜んで手に取ってくれる。今年は東京でも販売されるので、多くの人に知ってもらいたい」と話した。
日本農業新聞