小関裕太さん「僕はバナナでハードさを換算しているんですが(笑)…」言葉の真意!|CLASSY.
――「お仕事も私生活になっているのが一番いい形」とのこと。仕事とプライベートを分けるタイプではないんですね。
切り替える瞬間はたぶんあると思うんですけど、僕は8歳からこの業界に入っているのでこの状態がプライベートでもあって、みんなの言うプライベートがわからない部分もあると思うんです。歯を磨くように、当たり前にいろいろ作品に関わっているんじゃないかな。無理をしているわけじゃないんですけど、精査するっていう意味で、どういう姿勢で過ごせたら楽しくてラクなのか考えたら、先ほど話したようなことになるのかなと思います。
――健康管理や体力をキープするために、食生活や運動などフィジカル面で実践している“ウェルビーイングなこと”があれば教えてください。
食べることをすごく考えるようになりました。たんぱく質をどのタイミングで摂るか。たとえば舞台の稽古や本番で、炭水化物はどの量をどのタイミングで摂るとコンディションよく過ごせるか。その延長で、映像作品でもハードなシーンに向けて何を食べるかなど、食べることと向き合うようになりました。僕で言うとバナナは40分前、白米は1時間~1時間半前、玄米は2時間以上前に摂ると、そのタイミングでエネルギーが発揮できる。作品だけでなくジムに行くときもそれを考えて食事を摂ると、気分やコンディションも落ちなくなりました。今年出演した『キングダム』は結構ハードな舞台だったんですよ。僕は、バナナでハードさを換算しているんですが(笑)、『キングダム』はバナナ1.5~2本を40分前までに摂らないと一幕がもたないんです。一幕が終わると休憩が30分あるので、二幕では始まって10分後くらいに効いてくるんです。だから一幕が終わって楽屋に帰ったら、衣装を脱ぎながらすぐにバナナを食べて二幕に備える。集中力にも関わるので。だから『キングダム』の間は毎日、バナナを3、4本食べていましたね。もちろん白米を食べたいときもあるので、それは摂る時間を考えて。ただ炭水化物ばかりではなく、たんぱく質とアミノ酸も適度に摂るなど、回復と増量とコンディションの三本柱を考えながら食べていますね。
――運動するときはジムに通ってますか?
そうですね。行けるときには。今は筋力を上げるというより、ずっと走るトレーニングをしています。走りって結構難しいんですよ。ただ運動のために走るんじゃなくて、余計な力を使わず、一番出力の高い走りをするためにはどのタイミングで腕を引けばいいのかを今、学んでいるところです。体の上半身から下半身への連携を覚えるために、走りの練習をしていますね。呼吸の仕方とも向き合うので、ストレスや緊張が減ったりします。『キングダム』では殺陣がありましたが、殺陣も腕じゃなくて体の連動が大切なんです。殺陣や乗馬など新しいジャンルに関わっていくなかで、体の連携が取れていれば何でもできるなと思ってずっとランニングしていますね。