前半１２分、先制のゴールを決める川崎・家長昭博（カメラ・中島　傑）

◆ＡＣＬＥ▽１次リーグ第４戦　川崎―上海海港（５日・等々力競技場） 　川崎がホームで上海海港に３―１で勝利し、２勝２敗とした。 　試合前まで３試合を終えて１勝２敗で１２チーム中１０位と下位に位置する中、第４節でかつて横浜ＦＭを指揮したマスカット監督率いる中国スーパーリーグ王者と激突した。 　グループ上位８チームが進出する決勝トーナメントに向けて大会２勝目を目指す川崎は、立ち上がりから球際の強さ、切り替えの早さで上海海港を圧倒。前半１２分に左サイドバックの三浦が左サイドをスピードを生かしたドリブルで突破し、ゴール前にセンタリング。相手ＤＦにクリアされたが、浮き球のこぼれ球を家長が右足で合わせ、力強いシュートで先制点を決めた。 　直後の１３分には、縦への素早い攻撃からエリソンがシュートを放ち、ＧＫがはじいたこぼれ球を瀬川が押し込んで追加点。さらに同３３分には右サイドバックのファンウェルメスケルケン際が、左からのクロスを右足で合わせて３点目を奪って、前半を３―０で折り返した。 　後半は上海海港に押し込まれ、後半３８分に失点を許し、同４５分には家長がこの日２枚目のイエローカードで退場となったが、３―１で勝利。鬼木達監督にとっても、１０月１６日に今季限りでの退任発表をしてから公式戦４戦目で手にした白星にもなった。