杭州オープン

決勝進出を果たしたマリン・チリッチ[画像/ゲッティイメージズ]

男子テニスの杭州オープン（中国/杭州、ハード、ATP250）は23日、シングルス準決勝が行われ、ワイルドカード（主催者推薦）で出場している373位のM・チリッチ（クロアチア）が同36位のB・ナカシマ（アメリカ）を6-4, 7-6 (8-6)のストレートで破り、2022年9月のテルアビブ・ウォーターゲン・オープン（イスラエル/テルアビブ、室内ハード、ATP250）以来 約2年ぶりのツアー決勝に駒を進めた。 【ダニエル太郎vsオコネル 1ポイント速報】 元世界ランク3位で35歳のチリッチはひざの負傷により昨年から今年にかけて2度の手術を経験。今月ツアー復帰を果たすと、今大会は西岡良仁や内山靖崇らを下し4強入りした。 準決勝、チリッチは8本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに83パーセントの高い確率でポイントを獲得。ナカシマのブレークを0に抑えると、リターンゲームでは第1セットで1度ブレークに成功すると、第2セットは接戦のタイブレークを制し、1時間44分で勝利した。 2021年10月のサンクトペテルブルク・オープン（ロシア/サンクトペテルブルク、室内ハード、ATP250）以来 約2年11ヵ月ぶりのツアー制覇を狙うチリッチは決勝で第6シードのジャン・ジジェン（中国）と対戦する。ジャンは準決勝でワイルドカードで出場した世界ランク96位のブー・ユンチャオケテ（中国）をストレートで下しての勝ち上がり。