サトウキビから伝統の黒砂糖づくり 天草市で始まる
熊本朝日放送
熊本県天草市で、江戸時代から続くとされる伝統の黒砂糖づくりが今年も始まりました。 天草地方は、温暖な気候で育つサトウキビの栽培に適していて、以前は多く栽培されていましたが、戦後、上白糖などの普及に伴い生産者は徐々に少なくなりました。 工場が残る佐伊津町では、伝統を受け継ごうと後継者を育成し、昔ながらの製法で毎年生産に取り組んでいます。 長さ1メートルほどに切ったサトウキビを搾り、にがりを加えて煮詰めた後、水分を飛ばして、かき混ぜると出来上がり。ほどよい甘さに酸味も加わった懐かしい味で人気があり、天草市内の土産物店などで販売されるということです。