23日から小学生親善バレー選手団など韓国昌原市に派遣 姉妹都市締結15周年を記念【山口】
山口市は、韓国昌原市との姉妹都市締結15周年を記念して、23~25日に伊藤和貴市長を団長とする公式訪問団と、小学生親善バレーボール選手団(山根一男団長)を同市に派遣する。表敬訪問やスポーツを通じて両市の友好をさらに深める。 昌原市は、慶尚南道の道庁所在地。県と慶尚南道が姉妹都市提携していることから、2009年11月16日に山口市と関係を結んだ。以来、スポーツや環境保全を通じて交流を続けている。 バレーボール大会は昨年、山口市内で5年ぶりに開催され、今回は昌原市で行う。現地を訪れるのは市内スポーツ少年団に所属する小学5、6年生でつくる選手団。 19日に市役所で結団式が開かれ、選手14人と役員ら計22人の選手団から19人が出席。選手代表の内田咲幸(さゆき)選手(6年、鋳銭司ハヤブサスポ少)は「昌原市の小学生とバレーボールを楽しみ、交流を深めたい」と抱負を述べた。田中和人副市長は「積極的に交流して日本と違う国を体験し、視野を広げて」と激励し、記念品の缶バッジを贈呈した。 山根団長(70)は「試合の勝ち負けではなく、韓国の子どもたちと友情を深め、スポーツマンシップを学んでほしい」と話した。大会は24日に開かれる。 伊藤市長ら行政訪問団は8人。昌原市長表敬訪問、バレーボール大会参観などの公式行事を通じて交流する。10周年記念時はコロナ禍で派遣がかなわなかったため、公式派遣は初めて。