酒酔い搬送先の病院で暴行の愛知・津島の共産党市議が辞職 党県委員会が辞職届受理し謝罪
日本共産党愛知県委員会は20日、愛知県津島市の共産党の市議会議員・松井由美子氏が議員辞職したと発表した。 【写真】日本共産党愛知県委員会の公式サイトで声明を発表し謝罪 松井氏を巡っては、13日夜に友人と飲食し、自宅への帰路の途中に酩酊状態で転倒。意識を失っているところを住民に発見され、津島市民病院に救急搬送された。その際に松井氏は研修医や看護師、救急隊員に対し、胸や腹を蹴るなどの暴力をふるい、看護師に全治約1週間のケガを負わせたことが発覚していた。 日本共産党愛知県委員会は公式サイトで「松井由美子津島市議の議員辞職について」と題した声明を発表。「ご迷惑をかけた研修医、看護師及び救急隊員の方々に心からお詫びとお見舞いを申し上げます。関係者のみなさまにも、お詫びいたします」と謝罪した。 続けて、「松井氏の暴力行為は、住民の健康と福祉、安心・安全をまもることを任務とする党議員として、あってはならないものです。松井氏は、暴力行為について深く反省し、謝罪するとともに、20日、議員を辞職することを表明しました」とし、「党愛知県委員会と尾張南部地区委員会は、松井氏の暴力行為は許されるものではなく、議員を辞職することは当然のことと、辞職を承認しました」と、辞職届を受理したことを報告した。 そして「報道をうけ県民のみなさまには、日本共産党の議員が、信じがたい行動をとったことに対する憤りと不信、不安を与えるものとなりました。県民のみなさまにも日本共産党愛知県委員会として心からお詫びするものです。市民のみなさんの期待を受け、貴重な議席を得ながらも、このような不祥事で任期途中に議席を失うことになったことは、慚愧に耐え難い思いでいっぱいです。日本共産党は、このような事態を二度と引き起こさないよう、深く反省し、県民のみなさんの信頼を回復するための努力をつくしていきます。市民の暮らしと命を守る仕事に懸命にとりくむことをお約束し全力をあげる決意です」と謝罪した。