能登半島地震で震度5強の金沢市 防災計画の充実へ有識者や市民らが意見交換
金沢市の地域防災計画をより実効性の高いものに改定するため、能登半島地震での課題を検証する会議が20日開かれました。 能登半島地震では、金沢市で震度5強を観測、住宅被害は全壊が51件、半壊359件で、土砂崩れや液状化なども見られました。 検証会議の初会合では、有識者やボランティア団体、町会などの代表で組織された委員が出席し、市側から避難所の開設の遅れや市民への情報伝達の方法など、7つの検証課題が示されたあと意見が交わされました。 北陸大学教授(災害社会学)田中純一委員長「特に情報をどのように受け止めて、どう自分たちで判断して次の行動に結びつけるか。ここをしっかり詰めていくことが次の大きな災害の時にとても重要になってくる」 検証会議では今後、課題解決の方法を整理し、来年度の地域防災計画の改定につなげます。
北陸放送