巨人・阿部慎之助監督「菅野の抜けた穴をどう埋めるか、考えるのが楽しいですよ」 プエルトリコ派遣の西舘勇陽のローテ定着を期待
巨人・阿部慎之助監督(45)が31日、来季2年目を迎えるドラフト1位右腕の西舘勇陽投手(22)に先発ローテーションへの定着を命じた。 【写真】メジャー挑戦の巨人・菅野智之がスーツ姿で阿部監督らにあいさつ 「先発で1年間やってもらいたいのがこちらの願い。菅野の抜けた穴をどう埋めるか、考えるのが楽しいですよ」 ジャイアンツ球場での秋季練習は第1クール最終日。指揮官はブルペンで投げ込む西舘に投球フォームを熱血指導。今季15勝した菅野が今オフにメジャーに挑戦。主に中継ぎで28試合に登板した中大の後輩に、先発の一角として期待を寄せる。 かわいい子には旅をさせる。西舘は左腕の又木とともに11月4日からプエルトリコでのウインターリーグ(WL)に派遣される。現役引退直後の2019年に視察するなど中南米の野球に詳しい阿部監督は「特にプエルトリコやオーストラリアは(参加者の)人数が少ないし、自分のことも全部やらないといけない。自立という意味でもいい勉強になる」と人間的な成長も見込んでいる。 全体練習後も居残り練習を続けた西舘は「(WLは)先発で回るので、自分のルーティンをつくりたい。不安なことはないので楽しみにして頑張りたい」と、異国の地での武者修行が待ちきれないようだった。(谷川直之)