息子が「家庭教師アルバイト」をするそうです。「高時給」と言っていましたが本当でしょうか?また、なにか特別な資格は必要なのでしょうか…?
塾講師や家庭教師のアルバイトは高時給といわれます。とくに、家庭教師は基本的にマンツーマンで指導することが多く、時給も高くなりがちです。 とはいえ「高学歴でなければ採用してもらえないのでは?」「受験生に勉強を教えるのはプレッシャーを感じる」など、家庭教師ができる人は限られるのではないかと考える人もいるでしょう。 そこで今回は、家庭教師アルバイトの平均時給や仕事内容、必要なスキルなどをご紹介します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
家庭教師アルバイトの時給相場
令和5年賃金構造基本統計調査によると、家庭教師を含む「教育・学習支援業」に携わる短時間労働者の平均時給は、10人以上の企業規模の会社に所属する人の場合、2584円です。ただし、この数字は家庭教師だけでなく、学習塾や図書館、博物館などに勤務する短時間労働者も含みます。 なお、全ての産業を平均した時給は1412円です。このことから、1000円以上も高い時給である家庭教師は高時給だといえるでしょう。 ただし、全ての家庭教師がこの額ではありません。求人情報などを見ると、1400円ほどの時給のケースもあり、さまざまな条件により時給が変わるようです。
家庭教師アルバイトの時給は何で決まる?
家庭教師の時給は、さまざまな要因により決定します。 ●雇用形態 ●指導する学年 ●講師の経験やスキル ●地域 家庭教師には、各家庭に直接雇用される場合と、家庭教師の派遣サービスから派遣される場合があります。この場合、直接雇用される方が時給は高くなりやすいようです。 また、教える生徒の学年が高ければ高いほど時給は高くなり、とくに受験生の担当は、高時給の傾向があります。 家庭教師本人の学歴によって、時給が変わる可能性もあります。難関校を目指している家庭の場合、同程度の学力を持った人に指導してもらいたがる傾向があるためです。 同じように、経験豊富な家庭教師は、人気が出て時給が高くなることもあるでしょう。さらに、地方よりも都市部の方が、家賃や食費など物価が高いこともあり、時給が高い傾向があります。