いま買えるもっとも価値あるクルマとは? スーパーカーからEVまで2023年を大総括!
人と愛車の物語。妄想ドライブ大賞2023-2024発表!
その年を代表するイヤーカー選びは世界中の様々な団体が主催しています。また、メディア独自の選考もあれば、デザインや技術を表彰するナンチャラアワードなんてのもありますね。いずれも多かれ少なかれ複数人による投票なり合議なりで選ばれます。 【画像】スーパーカーからEVまで2023年を大総括! しかし、当「妄想ドライブ大賞」はワタシ個人が決めますので公平性に欠けているといわざるを得ません。また、2023年デビューじゃなくても現行型ならOKとしました。 独断と偏見、経験値、私的感想と忖度してんじゃないの? などツッコミどころ満載。唯一ブレない選択軸は「いかに妄想を掻き立てるクルマか?」という1点のみ。年末恒例、なんだかんだで6年目。それでは逝ってみましょう!
【ラグジュアリーカー部門】マセラティ MC20 チェロ 「なんか贅沢してんなオレ!」。そんな悦に浸れるのがマセラティというブランドです。創業者マセラティ兄弟が残したエンジニアリングが根底にあったとはいえ、最初に市販したのはグランプリを戦うレーシングカーであり、公道走行可能な市販車を世に放つ頃にはもう創業兄弟は同社を退社し、新たな自動車会社オスカを作っていました。
それでもオルシ家時代のマセラティまでピュアマセラティとするならば、きっと伝統は生きているのでしょう。プレチャンバー(副燃焼室)とスパークプラグを組合わせた3LのV6ツインターボエンジン「ネットゥーノ」はF1のエンジニアリング譲りそのものであり、そのエンジンをミッドシップに収め屋根開きボディ、仕立てのいいインテリアで乗れるんですから、まさにラグジュアリーカーといわざるを得ません。
【スーパーカー部門】ランボルギーニ レヴエルト PHEVのスーパーカーとして話題のレヴエルトですが、電池で走れるのはわずか10km程度。充電ポートを備えていても、走行中の充電は主に後輪用モーターがいい仕事してあっという間に満充電。この電動化は売るための方便といわれても仕方ありません。