反町隆史、GTO出演の松嶋菜々子に感謝「視聴者に本当に見せたかった」22年ぶりドラマ共演に“ありがとう”
俳優の反町隆史が3日、1日にフジテレビ系放送された主演ドラマ「GTO リバイバル」の反響を受けて、報道陣の囲み取材に応じた。本作に込めた思いや、妻で女優・松嶋菜々子との22年ぶりドラマ共演について語った。 【写真】懐かしの顔ぶれも 松嶋菜々子との23年ぶり夫婦共演が実現 カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマとして、26年ぶりに一夜限りで復活。反町は1998年の連続ドラマ版同様、型破りな教師・鬼塚英吉を熱演した。 放送後に取材会が開催されるのは異例のこと。ドラマの反響を受け、反町の熱い要望により実現し取材会冒頭で、反町は知人の家族がテレビの前で本作を視聴する写真を紹介し「こういうのって、『(本作を)やってよかった』と心から思う瞬間です」としみじみと語り始めた。 本作は世帯視聴率が関東9.6%、関西が12.8%を記録。「俳優として以前よりも、テレビの前に視聴者が座らない時代になってきたと感じていて」と率直な思いを口にし、「色々な役をやらせて頂きましたけど、この男(=鬼塚)だったらもう一度テレビの前にお客さんを戻せる可能性があるのかなと。今回、皆さんがテレビの前で見て下さったことに感謝しています」と目尻を下げた。 中でも大反響を呼んだのが、妻・松嶋との共演シーン。松嶋は、教師から客室乗務員に転職し、鬼塚の妻となった冬月あずさ役で出演した。 反町は、松嶋との夫婦共演について「26年後をやるに当たって、あずさと鬼塚は絶対切っても切れない。視聴者に本当に見せたかった。だって俺が視聴者だったら絶対みたいじゃないですか」と当初から共演に前向きだったことを告白。 松嶋とは、2002年のNHK大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語~」以来のドラマ共演。撮影後に松嶋と交わした言葉について「一言、御礼は言いました。ありがとうと。あんまり仕事の話はしないんですけどね」と照れ笑いしながら明かした。 さらに最終盤では自らの強い要望で、学校の前で連続ドラマ版で生徒役だった俳優・窪塚洋介、小栗旬らと集結。ラストシーンでは、教師としてのモットーを「子どもたちに明るい未来を」と語った。反町は「あのシーンは最初はもうちょっと違うセリフだったんです。でも一番伝えたかったのは、生きていれば必ずいいことはある。可能性ある子どもたちに未来を諦めて欲しくないということ。もっと子どもたちに夢を見て欲しいです」と鬼塚らしく熱く願いを語った。
報知新聞社