阪神・ゲラ 守護神テスト3月中旬以降のOP戦で “岡田の眼”でチェック、あるぞ岩崎とダブルストッパー
阪神・岡田彰布監督(66)が28日、3月中旬以降のオープン戦で新外国人のハビー・ゲラ投手(28)=前レイズ=の守護神テストを実施すると明かした。ゲラは実戦初登板となった25日のオープン戦・中日戦(北谷)で1回無安打無失点で評価を上げた。指揮官は開幕前の3カードはいずれもドーム球場で開催されるため、試合終盤に起用して適性を見極める。昨季のセーブ王・岩崎かゲラか、今季の守護神も同時期に決定する。 【写真】門別 目指せ20勝&沢村賞 井川慶氏「投げ続ける感覚を養って」 “岡田の眼”でクローザー・ゲラをテストする。指揮官は同ポジションの適性について「そら、あるある、そら」。3月中旬以降のオープン戦では「(九回に)投げさしてもええよ。全然問題ない」と方針を明かした。 3月上旬はまだまだ肌寒く、屋外でのデーゲームは気温が高い試合中盤での登板を想定している。「せめて六回ぐらいにはな、早いイニングで投げさせるようになると思うで」。開幕前の3カードはいずれもドーム球場で試合が行われるため、終盤に起用して“守護神”を経験させる考えだ。 岡田監督は「(沖縄で)一回投げたけど、あれは調整みたいなもんやからな。今度六回ぐらいから投げさせてな。テスト登板みたいな。どういう順番がいいかな」とイメージを膨らませる。 “JFK”を擁した第1次政権と異なり、昨季は疲労を蓄積させないようにブルペンを運用した。3連投を避け、登板が重なると試合メンバーから外して休養を与えた。その考えは今季も変わらない。 「今は分業制というか、固定じゃないもんな。ある程度、枚数を持っておいてな。3連投とかしたら代わりのもんでいくとか。そうなってしもてるもん、今はな」 守護神の決定は3月中旬以降となる見込みだが、ゲラに気負いはない。「自分は全然、抑えは考えていないよ。実績のある方がたくさんいる。言われたところで投げられる準備をするだけさ」。見据えるのはあくまでシーズンでの活躍だ。 「ギアを上げていく部分はあるけど、メリハリを付けながら。頭を使いながらやっていきたいね」。ゲラにメドが立てば岩崎とダブルストッパーなど、バリエーションは膨らむ。パナマ出身の背番号00への期待は増すばかりだ。