ドジャース・ロバーツ監督が“大谷事件”を反省?佐々木朗希に関する言及拒否「トラブルに巻き込まないで」
ロッテからポスティングシステムでのメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手(23)について、現地で移籍先の最有力候補に挙げられているドジャースのD・ロバーツ監督が言及を“拒否”したと20日(日本時間21日)、地元「LAタイムズ」電子版が報じた。 指揮官は19日(同20日)にロサンゼルスのスタジオで、ドジャースファンとして知られ、米テレビ界で最高の栄誉とされるエミー賞を4度受賞した俳優、B・クランストン氏のインタビューを受けたという。同氏から話題を来季の戦いに向けられると「(今オフ)これまでで一番大きなことはB・スネルと契約したこと」と回答。5年総額1億8200万ドル(約273億円=契約当時のレート)で獲得した2度のサイ・ヤング賞左腕の加入を喜び「(右肘痛から)グラスノーが戻ってくるし、由伸も(右肩痛から完全に)復活する」と自信を浮かべた。 今オフ、大きな注目を集めているのが佐々木の移籍先。現地ではドジャースとの“密約説”まで流れるなど、ド軍が最有力候補と目されている。名俳優は名監督から有力な情報を引き出そうと、「佐々木」と何度も何度も名前を出したようだが、「トラブルに巻き込まないでくれよ、ブライアン」とロバーツ監督は笑顔でかわしたようだ。どうやら昨年の“事件”を反省しているとみられる。 ロバーツ監督は昨オフ、エンゼルスからFAだった大谷翔平(現ドジャース)の争奪戦で他球団が沈黙を貫く中、米大リーグの球団幹部や代理人が一堂に集うウィンターミーティング2日目に大谷と面談していたことを暴露。大谷の代理人のバレロ氏が情報が漏れることを嫌い、かん口令が敷かれていたとされるが「正直に言おう。私たちは翔平と会って話をした。うまくいったと思う」「私はウソをつきたくない。聞かれたことに答えただけ。プライバシーの尊重はもちろんある。でも、ウソをつくことは難しい。全てを答えることはできないけど、彼の獲得が最優先事項であることは明らか」などと包み隠さず話した。しかし、その1時間後に取材に応じたゴームズGMは「話すことはできない」と口を閉ざし、指揮官の対応に「驚いた」とあっけにとられていた。
報知新聞社