劇団俳優座が俳優座劇場最後の公演、「慟哭のリア」“リア王”役に岩崎加根子
「劇団俳優座公演No.358『慟哭のリア』」が11月1日から9日まで東京・俳優座劇場で上演される。 【画像】劇団俳優座公演No.358「慟哭のリア」チラシ裏(他1件) 「慟哭のリア」は、築地小劇場開場100年、劇団俳優座創立80周年、ならびに俳優座劇場創立70周年を冠した公演。ウィリアム・シェイクスピア原作の「リア王」を、劇団桟敷童子・東憲司が翻案・上演台本・演出を手がけて立ち上げる。なお本公演は、来年4月末で閉館する俳優座劇場で、劇団俳優座が行う最後の公演となる。 富国強兵の時代だった明治34年。室重セイは、亡き夫の意志を継ぎ、一代で炭鉱を繁栄させた。時代を見据え、セイは3人の息子たちに財産を分配しようとするが、これまで従順だった息子たちは夢と野望に目覚め、反旗を翻し……。 室重セイ役を、今年で92歳となる岩崎加根子が務める。岩崎は俳優座養成所1期生であり、1952年に劇団俳優座に入団。1954年の俳優座劇場の開場から閉館までを見届けることとなる。3人の息子たちを演じるのは、斉藤淳、田中孝宗、野々山貴之。 ■ 劇団俳優座公演No.358「慟哭のリア」 2024年11月1日(金)~2024年11月9日(土) 東京都 俳優座劇場 □ スタッフ 原作:ウィリアム・シェイクスピア 翻案:松岡和子 翻案・上演台本・演出:東憲司 □ 出演 室重セイ:岩崎加根子 室重龍之輔:斉藤淳 室重綾華:瑞木和加子 室重正之輔:田中孝宗 室重頼子:荒木真有美 室重文之輔:野々山貴之 ハル:増田あかね 与平:森一 善治:渡辺聡 徳右衛門:川口啓史 影1(佐門):小田伸泰 影2(嵯峨野):山田定世 影3(兵吉):丸本琢郎 影4(又蔵):山田貢央 影5(犬丸):松本征樹 影6(ぬゑ):関山杏里 影7(すゑ):稀乃 影8:近藤万里愛 乞食一ツ:片山万由美 乞食二ツ:阿部百合子 ※O-65、学生チケットあり。